暗黒騎士の花嫁

デイジー

DAISY

常に「ジオメトリ・アーマー(ネットワーク上で運用できる電子パワードスーツ)」をまとった謎の暗黒騎士。

魔界の暗黒力を秘めた暗黒兵装ブロッケンヴォーグの継承者であり、その赤い魔眼に魅入られたものは、幻覚に心を奪われてしまう…。
という中二病的設定を具現化した存在で、実際に高い戦闘力と幻覚能力を持つ変わり種の花嫁。

そして、この幻覚能力を利用して、相手に願望どおりの人物との性交体験の幻覚を見せることで、この娼館では花嫁としてポイントを稼いでいるのであった。（幻覚能力と言っても、正確にはゼロメトリ魔眼のアクティブスキルにより相手の原体験の記憶を書き換えている。また、ポイント稼ぎにあたっては、相手の思い描いた理想の思考をそのまま体験に反射しているだけなので、大変楽らしい。あと、ニッチな需要に対応できるのでこの魔眼能力の熱心なファンもいる。）

性格的には、完全に暗黒騎士という設定に酔っており、中二で痛い感じになってしまっている。また、ガッチリ密閉型の鎧を着てしまっているせいで声が出せないので、テキストチャットウィンドウで会話する。

その正体は…(続く)。

罪状

帝国最重要機密「地球聖典」への
不正アクセス

魔眼スキル

目があった相手の原体験を書き換える
リアルタイム記憶改竄能力
ハート・オブ・ザ・メイルシュトローム

DATA

漆黒の鎧をまとい、
幻覚を操る暗黒騎士。

その中の人は…主人公大好きな
ちょっと病んでる黒髪乙女？

ブリスブロッケンの鎧の中の人。
もとは人間の脳へのハッキング実験を行っていた違法組織に、金で買われた献体であった。

他人に頭の中を覗かれ続けるだけの実験台という辛い日々の中、電子監獄娼館ゼロメリアの噂を知り、そこに大罪を犯して収監されてしまえば、今の境遇から開放され、出る時には新たな人生を始めることができるかも…、と考えた彼女は地球帝国中枢への不正なハッキングを繰り返すようになった(ちなみに、娼館が何をする場所なのかはよく知らなかった)。

そして、ある日、彼女は地球帝国の最重要機密「地球聖典」へのハッキングに成功してしまう。


………と、言ったような事は、記憶を消されたことで全て忘れてしまい。
無事ゼロメリアに花嫁として収監された彼女は、本来の目的はどこへやら、自作のジオメトリ・アーマープログラムに閉じこもり、花嫁としての仕事は魔眼のリアルタイム原体験改竄能力で適当にこなし、暇さえあればオンラインゲームに興じる…怠惰な毎日をおくるのであった。

鎧を着ている時のチャットでは、大変痛々しい中二キャラになってしまっていたが、本来の性格は非常におとなしく、かなりの人間不信。
しかし、ひょんなことから、主人公である伯爵にベタ惚れする事となり、彼の前だけでは鎧の中から出てきて普通に会話できるようになった。

ただし、その一方的かつ強烈な愛情に反比例するように行動力が無いので、伯爵の前でも、どうふるまってよいのか分からず、毎度毎度、彼との卑猥な妄想を脳内でこねくり回しているだけなのであった。
ちなみに、花嫁としての仕事は魔眼の能力を使ってズルをしているし、 妄想ばかりしているので、この娼館に来てからもずっと「処女」である。（彼女のエロシーンは全部妄想であり、本番が無いのは、リアルな想像ができないからである。)


身体的特徴としては、ダリアの次に巨乳でむっちり体型。長い黒髪がトレードマーク。見た目通り運動全般に全く向いていないが、ハッキングやジオメトリ・アーマー運用等の電子スキルは極めて高い。…ものの、そのスキルは趣味のテレビゲームに注がれてしまっている。

………実は逮捕時に彼女がハッキングしてしまったのは地球帝国皇帝アルベルトの脳内であり、最重要機密「地球聖典」は皇位継承者のみが知る、秘密中の秘密であった。更に、彼女は記憶消去後も、聖典の中身の情報を持ち越しているのではないかという疑いがあり、帝国皇帝自らが彼女の身柄を狙っているようだが…？

※この項目は隠された結末の断片です。
本編の閲覧に影響は無いので読み飛ばしを推奨しています。


１．記憶消去前のデイジーは地球聖典の中身を忘れない為に、
自分だけに分かる暗号としてありとあらゆる場所に情報を隠しており、
この事実を使って、世の中への報復を図ろうとしていた。
が、本当に好きな人ができた事で、それはどうでも良い事になった。


２．最終的に彼女はジオメトリアーマー「ブリスブロッケン」を、
現実世界でも開発する事になり、それは帝国軍の兵器はおろか、
異星人のテクノロジーにも比肩するものとなる。


３．結局、彼女がなりたかったものは
ゲームの中に出てくるような、誰かを守る騎士であった。
そして、彼女の意思と暗黒騎士の称号は
「伯爵」に受け継がれる事になる。

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